恋文ってそういうことなの?笑
本日は、コメディ要素満載の小説の紹介です。
森見登美彦さんの「恋文の技術」です。
難しいことは考えずに、気楽~に笑って癒されたい方は読むと癒されるんじゃないかなと思います!
とにかく登場人物たちが愛すべき阿呆たちで溢れかえっています。
あらすじ
恋する相手に恋文を書きたいけど、うまく書けないという大学院生の主人公が、
文通修行と称して、大学の友達、先輩、家庭教師先の生徒、妹、森見登美彦(まさかの本人登場"笑")と文通するお話。
果たして、意中の相手を落とす最強の手紙を書けるようになるのでしょうか?
魅力的な登場人物と笑える言葉のチョイス
作中の言葉を用いて登場人物を紹介すると
「阿呆のパイオニア」扱いの友達、「前言は自由自在に撤回する」先輩などなど。
キャラの濃さとその言葉のチョイスがたまりません。
自分もそのフレーズを使ってみたくなる・・・笑
皆さんも自分の好きなボケワードを探してみてください!
手紙の文章のみでのストーリー展開が面白い
物語の進行の仕方としては、主人公から相手に送る手紙の文章のみでストーリーが展開していきます。
相手からの返事の文章が公開されないので、一層どんな返事きたんや?と想像が膨らみます。
主人公からの手紙の語りのみなのに、登場人物たちの人柄や濃いキャラがしっかりと伝わってくるのです。