爽快、、闘うパパ！ - 本好き鳥の読書で羽ばたけ！

本日は、痛快・爽快という言葉がピッタリの小説の紹介です。
金城一紀さんの「フライ,ダディ,フライ」です。

めちゃくちゃ好きです。漫画もDVDも持っているというハマり具合です。

爽快・青春・熱い気分を味わいたい方におすすめです！
「冴えない47歳、サラリーマン」と「勉強偏差値低くても、心の偏差値高い高校生達」が繰り広げる青春小説です。

〇あらすじ

冴えない47歳、サラリーマンが、ある日、娘をヤンキーに傷つけられてしまいます…
娘を傷つけたヤンキーやその学校の教師が、事件を強引にもみ消そうするのに、何も言えず怯えてしまう…
それによって、娘も妻も傷つき・・・。

そんな自分にも嫌気がさしたサラリーマンが「とある事件をきっかけ」に、
偏差値は低いが、心は豊かな愛すべき高校生たちと出会い、ヤンキーを倒すということに。
さて・・・どうやって冴えないサラリーマン父さんはヤンキーをやっつけるのか？！

これが僕の圧倒的な一押し理由です。
ストーリーも面白いんですが、とにかくセリフの秀逸さです。
かなり生きる上での本質をとらえているセリフと僕は思います。

ルールに流されて、つまらない考え方して自分を自分で窮屈させているなという大人に対して、
ハッと気づかせる本質をついたセリフに溢れています
例として、印象に残っているセリフを引用します。

「自分の想像力を信じられないぐらいなら闘うのはやめろよ。でもって、おっさんは死ぬまで誰かの想像に踊らされながら生きていけばいい。」
「自分の周りを見わたしてみろよ。たいていは他人の想像から生み出されたもので埋め尽くされてる。・・・」

他にも愛すべきキャラクターの高校生たちが登場し、心に残るセリフを言います。
本当に大切なものは何か？ということを熱い青春小説で探してみては？？