本好き鳥の読書で羽ばたけ!

面白い本、仕事の悩み等を解決する本を探してるという方々に教えたい本を徒然なるまま紹介するブログです。読書で世界観を広げられたらと思っています。

夢中になれば世界は変わる!

どうも本好き鳥です。今回は一気に3冊をご紹介します。

 

”よし!面白そうならやってみようぜ!”と背中を押してもらえるノンフィクションのご紹介です。

読みやすいけど、示唆に富んでいる本たちです。

 

さて早速ですが、下記の3冊です

 

・トイレは世界を救う ミスター・トイレが語る貧困と世界ウ〇コ情勢

・風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった

・ゼロからトースターつくってみた結果

 

(すでにタイトルから魅かれてしまうという人も多いのでは・・・笑)

 

では、あらすじご紹介♪

 

トイレは世界を救う ミスター・トイレが語る貧困と世界ウ〇コ情勢

 

ジャックシムさん(通称ミスター・トイレ)という、社会起業家の方が世界のトイレ問題に、勇気とユーモアをもって切り込んでいくストーリー

ひとりの人が始めたトイレ活動が、いずれは国連で「世界トイレの日」を制定させるまでに至ります。

 

そもそも、「え?なんでトイレ?」ってなる方もいるかもしれないですね。

 

実は、世界では54%の人がまともに整備されたトイレを使用できないとのこと…

つまり、屋外排泄するなど不衛生な中でトイレせざるをえず、それゆえに汚染された環境ができ、病気の蔓延・人目がつかない場所にトイレへいく女性への強姦などが起こっています。

 

このような世界的・社会的問題を解決していくジャックシムさんの実話が語られている本です。

 

とても示唆に富んでいて、大きな社会問題解決ではあるものの、自分の人生にも役立つヒントがたくさんありました。

国によって文化も違い、例えば、大金持ちで、家に大きい庭があるのにトイレがない。庭のどこでもトイレできるためトイレは不要、トイレなんて家が狭い人が仕方なし作るんでしょう?という国が実際にあるようです。

 

価値観や文化の違いを乗り越えて問題を解決していく方法は、なるほど面白い!と感じました。

 

他にもボランティアの視点でただお金を投資するだけではなく、自立して各自が問題を解決する仕組み作りが大切だという点など本当に多くの気づきをくれる本でした。

 

ぜひ世界にトイレムーブメントを巻き起こしたユーモア溢れるミスタートイレから教訓を得てみてください♪

 

 

風をつかまえた少年 14歳だったぼくはたったひとりで風力発電をつくった 

アフリカの最貧国マウライというところで、学校にも行けない少年(ウィリアムカムクワンバ)が図書室で見つけた数冊の本・・・これが彼の人生を変える!

 

否、正確にはいろんな困難に挫けず、熱中し、時には悩みながらも未来を信じてひらむきに学び、実行を移した彼自身が彼自身の人生を変えた。というところに大きな価値があると思いました。

 

14歳の少年が、授業料を払えず学校へ行けないにも関わらず、独学で難しい本と向き合い(親切に言葉を教えてくれる図書室の人にも助けられながら)、一見何もない最貧国の村で風力発電システムを作り上げていくのです。

 

本当にめちゃくちゃ感心した。

実際、使われている理論そのものは中学や高校でもある程度は理解できるものです。

でも、日本人は理論を理論のままで留め、実際にその理論を現実の者に転写していくことを学校生活ではあまり意識しません。

実生活を変えるために夢中に学び、行動し、失敗しても修正していく少年の姿に僕は敬意を示さずにはいられなくなりました。

 

ラクタだらけのごみ広場から必要な材料を集めるといった地道な努力もしています。(さっとどこかで買うことができない国だからというのもありますが)

 

学び、実際に活かすことの面白さ・大変さを少年から教えてもらえる良い本でした。

 

ちなみに、有名になった彼はTEDにも登場します。たどたどしい英語だけど非常にパワフルで濃縮された彼の言葉も実際に聞けます。リンクを貼りつけておきます、ぜひ♪

 

https://www.ted.com/talks/william_kamkwamba_how_i_built_a_windmill

 

ゼロからトースターつくってみた結果

 

これは上記二つと違い、何かの問題解決というわけではなく、よりコミカルな話。

ただひたすら面白そうやからやってみた!という感じの卒業制作を本気で進める芸術系の学生の実話です。

 

ちなみに、タイトルにある“つくってみた結果”は、表紙の写真通りですね。“見た目は残念”な感じです笑

でも作り上げるプロセスから何を感じ取ることができたのでしょう?ぜひ読みながら皆さんなりに感じ取ってほしいです♪

 

※なお問題解決ではないと書きましたが、実際には(本書に譲りますが、)彼なりの哲学があり、トースターをつくるという意思決定をしています。

 

写真も豊富に載っていて、とてもワクワクする本です。

まずはトースターを買って、解体して何があるか調べるところから始めていて、、、

(いやいやもうそれ使ったらええんちゃうん。。。と突っ込みたくなる気持ちはしまってください)

 

そのあとに、なんと遠い山に行って登って、地中から原材料の採掘をするところからやっちゃうんですからね。なかなかぶっ飛んでいます。笑

いろんなものを原材料つくるところから頑張るという発想がそもそもすごい。

 

大学の専門家に意見を聞いたり、企業の経営者にいろいろ教えを請うたり、めちゃくちゃ真剣に取り組んでいます。

 

創意工夫はかなりたくさんあるし、上述したように多くの人へ助けを求めているなどトースター創作実現に向けて、ありとあらゆるアクションを起こす彼の姿は笑ってしまうが、尊敬せざるをえないですね

 

何かを成し遂げるためのパワーを持っていることは間違いないです。そんなことして何になるん?みたいな発想ではなく、

できると信じて止まないメンタルにあっぱれです!

 

自分だったら諦めてしまうだろうな、と思うところでもどうやって実現するかをただ考える、筆者に何か気づかされるかも?!

 

以上、ひたむきに取り組む勇気をもらえるノンフィクションのご紹介でした。