人生ぶっちゃけ運と勘違いやで。
本日は、「え、人間ってそういう勘違いする生き物ってこと科学的に実証されてるんだ!」ということを
読みやすい対話形式で教えてくれる本の紹介です。
タイトルがキャッチーですね
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』
↑これだけ聞くとなんか元も子もない汚い話な感じもするかもしれないですが、
論理的に現実をみてうまくやってこうぜ!っていう前向きな話だと僕は思いました。
具体的には、心理学用語で「認知バイアス」というものについて、少し痛烈に語ってくれた本です。
『人間の直感とか、正しいと思うことがいかにあてにならないことがあるのか。』ってことを読みやすい形で紹介してくれています。
へえ~そうなんだ!というとっつきやすい有名な理論を紹介し、
人間ってこんなふうに勘違いしてるんで、理解したうえでその勘違いを利用して成功しちゃいましょうという
筆者なりの実践論を教えてくれている本ですね。
なので、学術書というよりは実用書寄りです。
あと認知バイアスの導入書としても使えそうです。興味もったら深堀で学術寄りの本を読むのもよし。
せっかくなので、こんな勘違いしてるよっていう例を紹介します。
有名な話ですし、重要なネタバレではなのでご安心を。
選挙について、、、
イケメンな政治家とそうではない政治家へ投票すると、、、予測通りかと思いますが、イケメンが圧勝です。
そんなん当たり前やんと思うかもしれないですが、重要なことは、、、
86%の人が「イケメンだから投票した」ということには自覚がないということです。
他の理由で投票したと本気で思っています。脳が無意識にそのように処理します。
※たとえ実力を知らなくてもそうなる(←これはこの本ではなく、実際の研究時の話を他の本で過去に読みましたので補足)
といったふうに、無自覚に自分の意志決定の根拠を勘違いしている例をいくつかの実験結果と切り口から紹介して、
その勘違いをどのように利用して、成功していったらいいかを筆者が語ってる本です。
間違った決定もしているのに、正しいと思い込んで、それを繰り返した先に自らを苦しい場面に追い込んでしまうとしたら怖いですよね。
そういう判断をしがちなのが人間だと認めたうえで、どんなふうにうまい意思決定をしていくかを自分なりに考えていく良いきっかけになると思います。
あと個人的には、人間ってそんなものやし自分からしたらおかしいと思うけど、仕方ないよね。文句いっても始まらないよねという視点もくれる本だなと思いました。
現実を直視して、冷静に論理的に勘違いを利用してみてはいかがでしょうか?
ぜひお試しあれ♪
- 作者:ふろむだ
- 発売日: 2018/08/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)