あー、人に頼むの億劫〜、、て人へ!
早速ですが、誰かに仕事をお願いごとをするときにお困りの方いませんか?
そんな方におすすめしたい本が、「人に頼む技術」です。
著者は、コロンビア大学ビジネススクール副所長であるハイディ・グラントさん。
モチベーションと目標達成の分野の第一人者だそうです。
こんな方におすすめ
- 多くの人に仕事を頼む立場にあるが、こんな仕事頼まれたら嫌にならないかなー?と感じてしまい、ハキハキ仕事を頼めない人
- 仕事を頼むには頼むんだけど、なんかお互いスッキリ気持ちよく頼み頼まれの雰囲気にできてないと感じる人
- よく仕事を頼まれる立場だけど、なんか気持ちよく引き受けたり引き受けられなかったりする人
そんな方々の助けになる本だと思ったので、ご紹介します。
※ちなみに私、本好き鳥は絶賛、上記の悩みを抱えています。。。 苦笑
読み終えたあとの変化
- 気持ちよく人に仕事を頼むことができて、頼みごとをするときにうじうじしない自分
- さらには相手にも気持ちよく頼んだことを引き受けてもらえるような爽やかな自分
になれると思います。
本書がおすすめな理由
下記の点で、より良い頼み方についての知見が定着しやすい構成になっているためです。
①「そもそも人にお願いすることには両者にメリットがある」
頼みごとを行うことで、自分だけではなく相手も幸せになるからそこまで躊躇わなくていいってことがわかります。
たとえば、、
- 頼み事をすると嫌がられるということは誤解であり、逆に頼み事をしてくれた人に好意を抱く。
- 頼み事に応える、つまり誰かの役に立つということで人生の満足度が上がる
ということもわかるので、そもそも頼むことに抵抗がある人の背中を押してくれます。
知見が定着し、行動に移るためには、そもそもの心構えが大事ですが、頼まれた側の幸せになるなら頼みやすい気持ちになれますよね。
②「良い頼み方と悪い頼み方の両側面が示されている」
このため、
相手のモチベーションを下げている頼み方を自分がしていないか?という反省もできるので、より行動の修正がしやすいです。
追加すべき良い頼み方をするということと、差し引くべきすべきでない頼み方も学べるので、片側を学ぶより効果的だと思います。
頼むことが苦手な人や気を遣いすぎな人は、すべきではない頼み方をよくやっているんじゃないかなと本書を読んで感じました。
自分自身が反省するとともに、なんかこの人から頼まれるとモチベーションあがらないな~という自分自身の体験からもうなづけるものでした。
③「心理学実験に基づく根拠」
偉い人のご本人体験談!という感覚的な話だけではなく、実際の科学的な実験を通した結果を示してくれているので、印象に残りやすいです。
どういうときに、人は人を助けようとしているのか?を実験結果とともに明らかにしてくれるので、人の心理をより理解したうえで、今後、人へのお願いをできるようになれそうです。
印象に残ったポイントの紹介
自己利益ではなく他者賞賛による感謝の伝え方
感謝を伝えることが大事なのはみなさん当たり前のように理解していると思います
感謝を伝えるときに、『すごく助かったよ!』といった自分に利益があったことを伝える人は多いんじゃないでしょうか。
しかし、、、
自分に利益があったという、ある意味で自分本位な気持ちを伝えるよりも良い伝え方があると筆者は言います。
それは、相手を理解し他者を称賛すること。
大変なときに、これをしてくれるなんて『あなたは責任感が強い』といった相手の良さを指摘することで、より相手は引き受けてよかったと感じるようです。
なので次からも仕事を引き受ける気持ちになってくれるのです。
このような他者賞賛の形で気持ちを伝えることを心がけたいと思いました。
他にも、相手も自分も気持ちよく依頼をしあえる関係になるヒントがたくさんです。
人に頼むことに気が引けてしまう人、頼んでも嫌な顔をされちゃう人、ぜひぜひ読んでみてください♪